既存樹木をいかすこと

初夏の訪れを知らせるライラックは札幌市の木としても指定されています
大通り公園には400本ものライラックがあるんです
毎年行われるライラック祭りもなくなってしまって残念ですね
こちらのライラックは外構工事の現場で見つけたものです。
とっても小さく、大きな木の足元にひっそりいました。
この土地にはライラックの木がないので
どこからやってきたのでしょう
さて、こちらの現場では建築設計と同時に外構設計を進めています
この土地には元々素敵なお庭があり、今は時が経って現在はジャングルのようになっています。
本来は来月頃には既存樹木を含め建物の解体が始まり
まっさらの土地になってしまうところだったのですが
お施主様の意向で既存樹木を移植することになりました
足を運んでみると立派すぎる樹木たち、全て移植したい位です
中から15本程度を選んで来年の外構工事まで移植して保管することになりました
移植には費用も、枯れるかもしれないリスクもあるのですが
それでもその土地にあった樹木をいかしたいと、やさしい想いを持った
お施主様に感謝です
新しい樹木では叶えられない空間ができそうで楽しみです