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シンボルツリーにオリーブはおすすめ?特徴・育て方・注意点を外構のプロが解説

オリーブは、シンボルツリーとして非常に人気の高い常緑樹です。


グレイッシュな葉色とやわらかな樹形は、ナチュラルな外構や近年人気のドライガーデンとも相性がよく、1本あるだけで空間をぐっとおしゃれに見せてくれます。

実際に、オリーブをシンボルツリーとして取り入れている住まいも多く、長寿や平和の象徴としても親しまれている樹木です。

ただし、北海道においては注意が必要です。

オリーブは寒さに強い樹木ではなく、基本的には屋外での越冬が難しいため、シンボルツリーとしての地植えはあまりおすすめできません。

北海道での植栽には、オリーブの雰囲気を活かしつつ、気候に合った別の樹種を選ぶことが大切です。(こちらについては別の記事でご紹介します。)

見た目の魅力だけで選んでしまうと、「冬に枯れてしまった」「思ったように育たない」といった後悔につながることがあります。

この記事では、オリーブの魅力や特徴を整理しながら、シンボルツリーとして検討する際のポイントや注意点について解説します。

ご自宅に本当に合う樹木かどうかを判断する参考にしてみてください。

シンボルツリーとしてのオリーブの魅力

オリーブの最大の魅力は、なんといってもその美しい葉色にあります。

葉の表は少しくすんだグレイッシュなグリーン、裏はシルバーのようなやわらかな色味をしており、風に揺れるたびに表情が変わるのが特徴です。

この繊細なコントラストが、外構全体に抜け感と上品さを与えてくれます。

鮮やかな緑とは違い、主張しすぎない色味のため、白やグレーの外壁、天然石や砂利といった素材とも相性がよく、空間を自然にまとめてくれる存在です。

実際に、少し物足りなさを感じる外構でも、オリーブのような色味の樹木を1本入れるだけで、一気に洗練された印象になります。

シンボルツリーにおすすめ「オリーブの木」の特徴

オリーブは見た目の美しさだけでなく、樹木としての性質にも特徴があります。

シンボルツリーとして選ばれる理由を、葉や樹形、性質の面から整理してみましょう。

細くやわらかな葉と軽やかな樹形

オリーブは、細く繊細な葉と、やわらかく広がる枝ぶりが特徴の樹木です。

全体的に軽やかな印象があり、空間に圧迫感を与えにくく、外構に自然な抜け感をつくってくれます。

枝の動きもラフで、つくり込みすぎないナチュラルな雰囲気があり、整いすぎない美しさを持っているのも特徴です。

常緑樹で一年を通して葉を楽しめる

オリーブは常緑樹のため、季節によって大きく葉を落とすことがなく、一年を通して緑を保ちます。

そのため、外から見たときの印象が安定しやすく、通年で景観を楽しめるのが特徴です。

比較的丈夫で環境適応力がある樹木

オリーブは乾燥に強く、環境への適応力が比較的高い樹木とされています。

過度な手入れをしなくても育ちやすく、初心者でも取り入れやすい点も特徴のひとつです。

一方で、湿気や寒さにはやや弱い性質もあるため、植える地域や環境によっては注意が必要です。

シンボルツリー|オリーブの木の育て方

オリーブは比較的育てやすい樹木とされていますが、健やかに育てるためにはいくつかのポイントがあります。

日当たりや水やり、剪定など、基本的な育て方を確認しておきましょう。

日当たり

オリーブは日光を好む樹木なので、できるだけ一日を通してしっかりと光が当たる場所に植えることが重要です。日照が不足すると、葉の色が悪くなったり、生育が弱くなる原因になります。

水やり

地植えの場合は、2~3年は朝晩の水やりが必要です。

しっかり根付いてからは基本的に降雨に任せて問題ありませんが、植え付けからしばらくの間や乾燥が続く時期には、様子を見ながら水を与える必要があります。

鉢植えの場合は、土の表面が乾いたタイミングでたっぷりと水をあげるのがポイントです。

剪定

オリーブは枝が込み合いやすいため、風通しや日当たりを確保するように、不要な枝を間引くように整えます。

年に1〜2回程度、樹形を整える意識で剪定を行うことで、すっきりとした美しい姿を保つことができます。

比較的、剪定の手入れが必要な樹種ではありますが、枝が細くやわらかいため扱いやすく、はじめての方でも整えやすいのが特徴です。

シンボルツリーに最適なオリーブの品種

オリーブにはさまざまな品種があり、樹形やボリューム感、実のつきやすさなどに違いがあります。

シンボルツリーとして取り入れる際は、見た目の印象だけでなく、空間とのバランスに合った品種選びが大切です。

ここでは人気の高い、品種についてご紹介します。

チプレッシーノ|すっきりとした樹形で外構になじみやすい品種

チプレッシーノは、縦に伸びる直立型の樹形が特徴のオリーブです。

枝ぶりが乱れにくく、すっきりとした印象を保ちやすいため、シンプルな外構や玄関まわりにも取り入れやすい品種です。

葉の表はグリーン、裏はシルバーがかった色味をしており、風に揺れるたびに美しいコントラストが生まれます。

軽やかで上品な印象があり、1本でも空間のバランスを整えてくれる存在です。

また、条件が合えば実を楽しむこともできますが、シンボルツリーとしては樹形の美しさを目的に選ばれることが多い品種です。

マンザニロ|実も楽しめるバランスの良い人気品種

マンザニロは、オリーブの中でも実つきがよく、観賞と収穫の両方を楽しめる品種です。

比較的樹勢が強く、枝葉もよく茂るため、1本でもほどよいボリューム感が出やすいのが特徴です。

葉はややしっかりとした印象で、全体としてナチュラルながらも安定感のある樹形になります。

シンボルツリーとして取り入れることで、空間に程よい存在感を与えてくれます。

実を楽しみたい方にも選ばれることが多い品種ですが、環境や条件によって実つきが変わる点は理解しておくと安心です。

ひなかぜ|コンパクトで扱いやすい国産品種

ひなかぜは、日本で育成された比較的コンパクトな樹形のオリーブです。

枝のまとまりがよく、大きくなりすぎないため、限られたスペースにも取り入れやすいのが特徴です。

全体的にやわらかく整った印象があり、ナチュラルな外構や住宅にもなじみやすい樹形をしています。

サイズ感をコントロールしやすいため、初めてシンボルツリーを取り入れる方にも選ばれることの多い品種です。

シンボルツリー|オリーブの植え方2種類

オリーブは植え方によって、育ち方や見え方が大きく変わります。

スペースや使い方に合わせて、地植えにするか鉢植えにするかを選ぶことが大切です。

スペースに余裕があり大きく育てたいなら地植え

地植えは、オリーブをのびのびと育てたい場合に適した方法です。
根をしっかり張ることができるため、生育も安定しやすく、自然な樹形に育っていきます。

時間とともに高さやボリュームが出てくるため、シンボルツリーとしてしっかりとした存在感を持たせたい場合にも向いています。

庭全体の主役として、空間に奥行きや重心をつくる役割を担ってくれます。

ただし、成長に伴ってサイズも大きくなるため、あらかじめ十分なスペースを確保しておくことが大切です。

スペースが狭く成長をコントロールしたい場合は鉢植え

鉢植えは、スペースが限られている場合や、サイズをコントロールしながら楽しみたい場合に適した方法です。

根の広がりが制限されるため、大きくなりすぎず、コンパクトなサイズ感を保ちやすいのが特徴です。

玄関まわりやテラスなど、限られたスペースにも取り入れやすく、レイアウトの自由度が高い点も魅力です。

また、季節や環境に応じて移動できるのもメリットのひとつです。

北海道の場合でも、春から夏にかけては屋外の玄関先に出し、ウェルカムツリーとして楽しむこともできます。

一方で、地植えに比べて土が乾きやすいため、水やりなどの管理はややこまめに行う必要があります。

後悔しないために押さえておきたい注意点|シンボルツリーにオリーブを選ぶ前に

オリーブは見た目の美しさや扱いやすさから人気の高い樹木ですが、環境や条件によってはうまく育たないこともあります。

植えてから後悔しないために、あらかじめ知っておきたいポイントを確認しておきましょう。

病害虫のリスクがあるため、風通しと早めの対処が大切

オリーブは比較的丈夫な樹木ですが、環境によっては病害虫の影響を受けることがあります。

代表的なものとしては、葉に被害が出る害虫や、風通しの悪さによる病気などが挙げられます。

枝葉が混み合っている状態や、湿気がこもりやすい環境では、こうしたトラブルが起こりやすくなります。

対策としては、風通しの良い場所に植えることや、定期的に剪定を行い、枝の密度を調整することが有効です。

また、異変に気づいた場合は早めに対処することで、大きな被害を防ぐことができます。

実が思ったようにつかないことがある

オリーブは実を楽しめる樹木として知られていますが、必ずしも毎年実がなるとは限りません。

品種によっては1本だけでは実がつきにくく、異なる品種を近くに植えることで受粉し、実がなりやすくなる場合があります。

また、日当たりや気候などの環境条件によっても実つきは大きく左右されます。

そのため、「実を楽しみたい」と思って植えたものの、思うように収穫できないというケースも少なくありません。

シンボルツリーとして取り入れる際は、実を目的にするのか、樹形や雰囲気を楽しむのかをあらかじめ考えておくことが大切です。

寒冷地では越冬が難しく、枯れてしまうリスクがある

オリーブは温暖な気候を好む樹木であり、寒さにはあまり強くありません。

特に北海道のような寒冷地では、屋外での越冬が難しく、冬の寒さや雪の影響で枯れてしまうケースもあります。

見た目の魅力から選ばれることも多い樹木ですが、地域の気候に合っていない場合、長く楽しむことが難しくなる可能性があります。

まとめ

オリーブは、美しい葉色と軽やかな樹形で、住まいの外構をぐっと上品に見せてくれるシンボルツリーです。

1本取り入れるだけで空間のバランスが整い、日々の景色にやさしい変化をもたらしてくれます。

ただし、地域の気候や管理方法によっては難しさもあるため、特徴をよく理解したうえで選ぶことが大切です。

住まいや暮らし方に合った1本を選ぶことが、長く心地よく付き合える庭づくりへの第一歩。

ぜひオリーブの魅力を参考に、ご自身の暮らしにフィットする形で取り入れてみてください。

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