庭木の選び方|北海道で失敗しないための3つのポイント
こんにちは!
株式会社キイロのガーデンデザイナー 浄土です。
今日は、お庭づくりの中でも印象を大きく左右する
「庭木の選び方」についてお話しします。

■「庭木を植えたい」と思ったら
弊社へのご相談の中でも、
「お庭に木を植えたい」というお声はとても多くいただきます。
その際は、ライフスタイルやお庭の使い方、
建物とのバランスを踏まえながら、樹種をご提案しています。
その上で私たちが大切にしているのが、
“どの一本を選ぶか”という視点です。
同じ樹種でも、一本一本まったく表情が異なります。
だからこそ私たちは、
個体差の中から一番美しく、その空間に合う一本を、
デザイナー自ら現地で選びに行きます。
場合によっては、お客様と一緒に植木農家へ足を運び、
実際に見て選んでいただくこともあります。
枝ぶりや幹の立ち方、全体のバランスなど、
図面や写真では分からない魅力がそこにはあります。
実際に目で見て選んでいただくことで、
「これがいい」と思える、特別な一本に出会えると考えています。
■北海道での庭木選びで大切なこと
ご存じの通り、北海道は寒冷地です。
そのため、まず前提として
「しっかり越冬できること」
がとても重要になります。
ただし北海道といっても、
地域によって積雪量や気温差、風の当たり方まで異なります。
つまり庭木は、
「北海道だから大丈夫」ではなく、
その敷地ごとに適した選び方が必要です。
私たちはそうした環境を踏まえた上で、
もう一つ大切にしていることがあります。
それが、
“無理なく付き合い続けられる庭木であること”です。
見た目の美しさだけで選んでしまうと、
数年後に管理が大変になったり、
思い描いていた姿とかけ離れてしまうこともあります。
だからこそ私たちは、
その場所での育ち方や、その後の手入れまで見据えて、
庭木をご提案しています。

■育てやすい庭木の考え方
「育てやすい庭木」とは、具体的には以下のような特徴があります。
・大きくなりにくい
・葉が小さく、落ち葉が気になりにくい
・虫がつきにくい
木は生き物なので、手入れがゼロということはありません。
ただ、できるだけ日々の負担を減らしながら、
美しい状態を保てることがとても大切です。
① 大きくなりにくい
樹種によっては、毎年大きく成長し、
気づけば手に負えなくなってしまうこともあります。
・隣地への越境
・日当たりの阻害
・剪定コストの増加
こうした問題を避けるためにも、
成長が穏やかな樹種を選ぶことがポイントです。
また、最初から大きな木を入れるのではなく、
少し小さめのサイズからスタートすることで、
・コストを抑えられる
・成長の過程を楽しめる
といったメリットもあります。
② 葉が小さく、落ち葉が気になりにくい
秋の落葉は、意外とストレスになりやすいポイントです。
特に葉が大きい樹種は、
・掃除の手間が増える
・近隣への配慮が必要になる
といった側面があります。
そのため、私たちは
葉の細かい樹種を選ぶこともよくあります。
見た目としても軽やかで、
空間に抜け感をつくってくれるのでおすすめです。
③ 虫がつきにくい
完全に虫がつかない木はありませんが、
樹種によって付きやすさには差があります。
たとえば桜はとても美しい反面、
毛虫などが発生しやすく、
定期的な管理が必要になるケースもあります。
そのため、
・できるだけ手間を減らしたい方
・初めて庭をつくる方
には、比較的管理しやすい樹種をご提案することが多いです。
ただし、環境によってはどの木にも虫はつくため、
必要に応じて木酢液や消毒を行い、ケアしていくことが大切です。

■雪国ならではの「冬支度」
北海道では、冬囲いも重要な作業です。
10〜11月頃、雪が降る前に行い、
枝折れを防ぐためにロープでまとめていきます。
落葉樹であれば比較的シンプルで、
ご自身で対応される方も多いです。
お引き渡しの際には、
しっかり方法もお伝えしていますのでご安心ください。
■まとめ|庭木は“暮らしとの相性”で選ぶ
庭木は、見た目の美しさだけでなく、
その後の暮らしに大きく影響します。
・どのくらい手をかけられるか
・どんな雰囲気にしたいか
・どの位置に植えるか
こうしたバランスを見ながら選ぶことで、
長く心地よく付き合えるお庭になります。
私たちは、ただ木を選ぶのではなく、
空間全体のデザインと、その後の暮らしまで含めてご提案しています。
札幌で外構やお庭づくりをご検討の方は、
ぜひお気軽にご相談ください。
「運命と思える一本」との出会いを、
一緒に見つけていきましょう。